船本由佳のブログです。
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2007年09月17日

日々これ勉強です精進です

朝の中継
五分という限られたもち時間を
一日目の夜にすでにご紹介したような、基本的なことの説明で費やすのか
それとも、二日目の朝だからこそ見えてきた、そのとき起こっていること・起こったことを中心に説明するのか

朝の中継では、この二者択一で結局後者を選んだわけですが、やっぱり説明不足の部分があったなあと反省しています。
初見で見た人は第三話から見せられたような、そんな気持ちになったかもしれません。
なんで歩くイベントなのに、走っている人がいるのかとか、
がんの人が主役のイベントなのに、走っているのは市民ランナーだし、がん患者のひとはどこにいるのかとか
がんの人が歩くってそもそも、なんのために?とか
基本的なことを説明しきれないままだったかもしれません。

よく考えたら、唯一の総合テレビでの全国放送だったわけだし、基本に戻って、そもそもの部分だけを腑に落ちるように説明すべきだったのかもしれません。それでも五分じゃ足りないかもしれません

うーん、結果はそのとき現場で見えてきたことを中心に伝えることを選択してしまいました。
なにが正しかったのかはわからないです。
ただ、もうちょっといいやり方もあったのかもしれません。
そう思って少し反省。いや実はとっても悔やんでいるのです。
だって、欲張りかもしれないけど、みんなに理解して欲しいんだもの。今回のことはとても勉強になりました。

でも朝の中継放送を見てイベントに来てくださった人もいたようなので、伝わるところには伝わったのだと思うととてもうれしいです。

20070916111507.jpg放送をきっかけに人が来てくれるなんて震えがくるほど!それを現場で迎えられるなんてなおさらです。とてもやりがいのある仕事でした。
それに福祉とか、物事が動いている現場とか・・・楽しいテレビ番組もいいけれど、こういう仕事が好きだし興味があるなあと再認識しました。

写真は、以前番組に出演いただいたインド料理屋店長クンナ・ダッシュさんの姿があったので撮影しました。二日目のお昼ご飯はクンナさんのカレーを食べました。
インドと日本の交流に力を尽くしていらっしゃる方ですが、ボランティアに駆けつけられたんですね!すばらしいです。

2007年09月16日

はばタン

20070916074532.jpg20070916074008.jpg

兵庫県のゆるきゃら はばタンです。
ひよこじゃなくてフェニックスだそうです。
震災からよみがえるイメージで、もともとは兵庫国体のマスコットとして誕生しました。
よみがえるイメージ・・・かわいい姿とはうらはらに、このイベントにぴったりです!

ひさしぶりの全国放送は無事終わりました。

出演いただいたサダさんは、純粋な市民ランナー。
ひごろは自分のために走っている「走ること」が、人を応援することになるのならと参加されました。
日常では、がんとは関係なく過ごされている方です。
夜中、ボランティアでエイドを担当したり、たすきをつないで走ったりされているので、その姿を撮影させていただき、次の日の朝、カメラのところに来ていただいて、生中継で感想を言っていただくことになりました。

このイベントで大切なのは、参加者ががん患者やその家族だけではないということです。
「がん患者だけのイベントでしょ」と思われないためにも、
イベントに参加する一般の方はどう感じるのかをどうしても伝えたいと思いました。
実際、がんとは関係ない市民ランナーの人たちが予想以上にたくさん参加されていました。(運営委員会の予想をはるかに上回る人数が集まりました)

朝再会して、一晩走り終えた彼女の心に変化があったかが、一番ききたいことでした。

「患者の皆さんのあゆみに感動した」とサダさんはいいました。
ランナーは、歩く人が主役となるトラックを見下ろす場所にある周回道路を走ります。
最初のうちは元気に軽快に仲間とともに走り続けていたそうですが、見下ろすトラックに、24時間ウォークに挑戦中の患者の皆さんがゆっくりと歩き続けている姿が見えて、それが、とても幻想的で感動したそうです。
ゆっくりと、それでいて力強い流れのようだったそうです。

彼女の言葉は、放送上はたくさんは紹介できませんでしたが、
「はじめは患者の皆さんを応援するつもりで参加していたのに、気がついたら、歩き続ける患者の皆さんに後押しされて走っている気がした」
と話してくださいました。

すごい。12時間夜通し走り続け、歩くがん患者の皆さんと時間を共有したからこそ、口にできる感想です。
12時間走り続けられるランナーの皆さんの肉体・精神力はただでさえすごいのに。


患者以外の人がこのイベントに参加してどう感じるのか。
がんと戦う気持ちは、こんな風に伝わっていくんですね。
イベント開始から18時間たってはじめてわかりえたことです。

キャンドルランのゴール

20070916075854.jpg20070916082730.jpg
キャンドルナイトランニングの終わり。
ランナーみんなで走り出し感動的なゴール。

つじうちさんも徹夜で走り続けました。
70回以上走ったよ。
すごい!
通算51キロ走ったことになります。
すばらしい根性です。体力です。精神力です。
見直しました。つじうちさん。
やさしい風貌をしてますが、一度決めたことは成し遂げる根性と精神力がある人です。

中継を終え、長い仕事が終わったワタシも興奮して勝手に走ってしまいました。
5周しました。疲れました。睡眠不足特有のいやな汗がたくさんでました。
が、ランナーに声をかけるみなさんが「がんばれ」と言ってくださるので嬉しかった。なかには走る私に「お、NHKがんばれ」という声も。

女優の三林さんも番組での約束どおり、きのうご友人方と会場に現れてトラックを歩いてまわられていました。
それも四時ごろから八時過ぎまで!

いやーいろいろドラマがあるイベントだなあ!

いまも

20070916053748.jpgランナーたちは走り続けています

もも関チームツジウチさんもはしっています!すごいぞ

走り続けています

20070915195422.jpgキャンドルランが始まりました

市民ランナーがたすきを受け継ぎはしり続けています
ここで一度会場から離脱
いままでのテープを持ち帰って局で編集!

さすがにここからは担当ディレクターにおまかせします
わたしは三時間ほど仮眠をとります
あしたは三時45分起きです
がんばります

2007年09月15日

ルミナリエ

20070915224019.jpg20070915221227.jpg
会場には、全国から寄せられたメッセージがかかれたキャンドル(ルミナリエ)がともされています。

どれも、静かな叫びが聞こえるような強いメッセージばかりで心が打たれます。

ここまでイベントに参加してみて、痛烈に感じたことがあります。
それを、誤解を恐れずに書くと、がん患者の孤独です。
昼にテレビでやってたのをみた、と私に声をかけてくださる人や、夜のETVワイドを見たからといって大阪・堺市から車で飛ばして深夜11時に到着した人に会いました。

そんな衝動が起きるほど、がんに対する情報は少なく、
つらさを分かり合う仲間が身近にいないという苦悩は、わたしの想像以上に大きいのだと実感しました。
みなさんは、”外に出て行く気力が起きない苦悩”を乗り越えて、今この会場に来ていらっしゃるのです。いまこの一瞬一瞬が病気と向き合う自分を、本当の自分をさらせるかけがえのない時間なのです。

取材リポートの中でも「地元に患者会がない」と苦悩する患者さんが多いことが取り上げられていましたが、地域生活の中でのがん患者の皆さんの孤独をしりました。
もちろん、ほかの大病(たとえばエイズとか)の方もおなじ思いを抱えていらっしゃるのだと思います

だからこそ、こんなにも明るく、あちらこちらでがんの話に花咲いているこのイベントは、意味があるのでしょう

八時直前

20070915195238.jpg夜八時直前のステージ前のにぎわい!

八時には、今まで歩く人がキープしていたシンボルたすきを市民ランナーたちが受け取ります。
チームたすきはたくさんありますが、シンボルたすきはひとつだけです。
時間で区切って参加者たちが担当し、途切れないようにリレーして来ました。
夜の間は、市民ランナーが順番にたすきをつないで走っていくのです。
がんは24時間眠らない
がん患者は24時間病気と向き合っている
24時間リレーを続けるのはそんな意味があります。

がん関係者から、市民へ。
参加者の中には、いままでがんとは無関係だった人も多くいます。
病気と日々向き合う患者から、
自分の健康と日々向き合うランナーたちに
たすきが渡されることに、とっても意味があると思うのです。
(もちろんランナーの中にもサバイバーはいるのですが)


もも関チームは、夜の部をメインに参加します。
夜になってマホちゃんも加わりました。

くれてきました

20070915182513.jpgもも関メンバーも集まってきました

ツジウチさんとニシオサン
ミツバヤシさんもいらっしゃっています

東京からトシマルさんもおこしになりました

サバイバートーク

20070915165518.jpgガンを克服したまたは闘病中の三人によるトーク

会場にはガン患者交流テントがあって、ガン経験者が常駐していて話を聞くことができる
ガンを告知され気持が落ち込んでいる人にこそきてほしい
はなさなくてもいい
人の話をきくだけでもいい

暗雲立ち込める

20070915140753.jpg黒い雲がちかづいてきました

ときおりばらばらとスコール

でも日光は射している変な天気

ガンガンエアロ!

20070915140014.jpgガンを克服して激しいエアロビクスにガンガン挑戦しているグループです

ガンの克服方法は人それぞれとお話しくださいました

キャンプ気分

20070915135303.jpg全国からテント持ち込みで参加している方がたくさんいます

たくましいし、このイベントをとても楽しみにしている人がこんなに多いんだ!
大きなリュックをかついで参加するサバイバーのみなさんの気持の強さを感じます

リレーフォーライフ

20070915133604.jpgウォークがスタートしました
まずはガン経験者の方のみがあるくサバイバーウォークです

マッサージコーナーもあります

20070915124923.jpg関東の方からボランティアでマッサージコーナーされている三人です
去年のつくば大会から参加しているそうです

生中継の準備です

20070915124648.jpg夜の放送で使う司会者席です
芝生が傷つかないようにしたにマットをしいています
夜にはアグネスチャンさんがきます

トンガの豚の丸焼き

20070915113936.jpg豚の丸焼きを焼いているのは神戸の社会人ラグビーチームワールドの皆さん
トンガ出身のかたが中心になって屋台をだしています
父親をガンでなくした選手のかたが火の番をされています

トンガでは豚の丸焼きはおめでたいときの特別な料理だそうです

10時くらいから焼きはじめて11時半でこんな感じ
たべごろは三時だそうです

会場から

20070915112535.jpgぐる関ぷらすでの中継終り

会場は準備が進んでいます!

なんだかわくわくしてきたよ

ひさしぶりの全国中継!

20070914180332.jpg明日15日からあさって16日にかけて、芦屋市総合公園でがん患者支援イベント「リレーフォーライフ」が開かれます。
参加者がリレー方式で400メートルの陸上トラックをぐるぐる24時間歩き続けるというものです。
アメリカでは古くからあるイベントなんですが、去年日本では9時間規模のものが初開催され、今年はじめて24時間という長時間のリレーに挑戦します。

参加されるのはがん患者(サバイバー)はもちろんその家族や支援者。もちろん一般の人も参加できます。
会場には屋台も出るしいろいろ催しも企画されています。

この「リレーフォーライフ」は以前、もっともっと関西でもご紹介したので、番組を一緒にやっている仲間たちともともとプライベートで遊びに行こうと思っていたのです。が、縁あってこのイベントを紹介する中継パートを担当することになりました。

15日午前11時10分ごろから
  「ぐるっと関西プラス」三分ぐらい(近畿地方のみ)
16日午前7時半ごろから
  「おはよう日本」5分くらい(全国放送)

ひさしぶりの中継、しかも全国中継なので燃えています。
(写真は放送にそなえて前日の夜にやってみた試験点灯の様子。
HOPEの文字のHとPだけに明かりをともして、どれくらいの明るさになるのかを試してみました)

15日は、イベント開始直前の中継だから、イベントへの動員という意味でも重要だし、16日は初日の様子を振り返り、感想も交えながら、イベントの意義を再確認する大事な中継です。
とくに16日のおはよう日本の中継内容は、初日がどういう感じになるかで内容が決まりますので、当日まで準備することはできず、なかなか大変なんです。
前日15日のイベント開始記念のサバイバーウォークから夜のキャンドルランまでの様子を取材して、夜なかに局にVTRを持ち帰り、短く編集し、朝芦屋に戻って7時台(イベント開始から18時間)の現場の様子を伝えるとともに初日を振り返るというなかなかの力技仕事です。
参加者インタビューも現場で当たりをつける必要があります。
(朝7時にかならずいてもらうように)
瞬発力の必要な持久戦です。
準備ができない現場仕事なのでやりがいがあります。

この催し自体はそのほかにも、15日夜7時からのETVワイド(NHK教育)で1時間半にわたって生放送することにしていますし、4班のカメラクルーが出てドキュメンタリー撮影して、後日「にっぽんの現場」でも放送することになっています。


「リレーフォーライフ」命のリレーと題されたこのイベント、
催しには二つ意味があると思います。

日本はまだまだ、がんであるということを公言しにくい社会です。
がんは大変な病気だという印象が強いので、患者の皆さんはがんであることをなかなか言い出せずに社会生活をおくっているのだそうです。
このイベントは、がん患者が社会にむけて自分ががんであるということを胸を張って公言し、がんであっても人生は謳歌できるということを、内外に体現してみせるという意味があります。
また、がん患者同志が交流する貴重な機会でもあります。

もうひとつの意味は、自分にとってがんは縁遠いものだと思っている多数の人が、がんはもはや身近な病気であり、がんとともに生きる時代が来ていることを知るチャンスだということです。
健康であると思っている人のほうが案外無関心なことが多いそうです。

「ただ歩く」というイベントが何を意味するのか、参加して現場にいてこそ理解できるという種類のものなのかもしれません。
だからこそ、現場にいない視聴者にどう伝えるのか。
とかく、がんという難しく聞こえがちな話題をどう関心を持ってもらうように紹介するのか
これがこの二日間にわたってのわたしの課題です。

ぜひ番組を見てください
お近くの方はぜひ芦屋市総合公園に足をお運びください!

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