船本由佳のブログです。
プロフィールはこちら

2010年02月20日

オフィスタワーのエントランス

20100220135441.jpg富士の溶岩をもってきた枯れ山水風の作品
ガラスは波をあらわしてます
かっこいいです。

ゆめおおおかアートプロジェクトは、上大岡駅の再開発のときに、施設をたてる予算の中にアート予算を組みこんで、パブリックアート作品のみられるビルとしてデザインしていくというプロジェクトです。
このビルは15年前に完成しました。

当時は、新宿や立川でそういう試みが成功していたこともあって、先駆的な試みとして上大岡もやってみたということです。

作家の選定は、ナンジョウアンドアソシエイツの南條史生さん。
横浜トリエンナーレ第一回のときにもキュレーターをされていました。
いまは六本木ヒルズの中にある森美術館の館長さんです。

南條さんセレクトの作家18組がこのゆめおおおかという複合施設の中に19作品を制作しました。

ゆめおおおかというのは、上大岡駅ビルのことです。
上大岡駅は京急と横浜市営地下鉄の両方の駅の乗り換え駅であり、横浜市内では三番目に乗降客が多い駅だそうです。
ゆめおおおかには、音楽ホールやオフィスビルなども含まれます。
作品以外にも、看板の規制をしたりして、見た目の美しさに気をつけてトータルコーディネートされた巨大施設です。

いまは、天文学的な値段の作品を作るアーチストの作品もあるわけですから、15年前に、アート作品を組み込んで予算をたてた実務チームのみなさんは先見の明があり、地元に素晴らしい財産を残したことになりますよね。

ただ、残念なことは、当時からあまり広報には力を入れなかったということで、ここにアート作品があつまっているということを知っている人が少ないということと、15年の年月で作品が傷んでしまっていること。

パブリックアートは、継続的な管理に気を配らないといけないし、維持にそれなりの予算をつけないといけない。
地元の人に愛してもらって、地元の人の誇りになっていないと、高い価値を持ったままの維持は難しい。

隠れたスポットを見つけたような喜びと残念な気持ちと両方を感じたアートツアーでした。

まずは、村上さんや奈良さんの作品があると広報する。
たくさんの人がここをアート目的でたずねる。
施設側や地元の人が作品の大切さを再認識する→作品の維持管理の徹底
いうセンで、再起を図るというのはどうでしょう!

幻の屋上作品

20100220133924.jpg普段は入れない屋上に作品が
鑑賞ポイント隣の屋上より
でもぎりぎりみえないです
上大岡の風で運ばれた種子が芽生えることを期待した畑の作品

わかりますか?


ブルーの巨大作品(ビルの空気の取り出し口をあつめた施設)の左隣の屋上。
土色で目立たないけど。四角く切ってあるでしょう。

でも、こんな環境でしか見られないなんて、少しかわいそうな作品です。
あの屋上にはいまは普段は入れないらしいです。

アーティストが設計デザイン交番

20100220132428.jpg日本ではじめてアーティストが設計デザインした交番だそうです。
上大岡駅前交番

交番の壁面に四角いパネルが貼り付けられていて、それが作品です。
写真では二面見えますが、ほかの壁面にあと二面あります。
肌色は警察官の強靭な肉体を表し
黒は強い精神を表すらしいです
ほかの二面にも意味があります。

こうしたスタイリッシュな現代アートだから、交番にすることを許されたのだろうというはなし。
小さな説明パネルあり。
アートの世界では、そうした説明を無粋と思うひともいると思うけれど、こうした町中に突然現れているアート作品には、こういうものも必要。
ないと気づかれない可能性もあり、それのほうが悲しいですよね。

gooなのだ

20100220131745.jpg地元の人にはわかりやすいと人気の作品

バスターミナルにも

20100220131123.jpgマレーシアの作家さんの作品です

何枚もの写真作品。
映っているのは、植物のような作品。
その葉の部分や茎の部分には、実は、無数の文字が書かれているんです。
これはよく見ないと分かりません!
でも、わかったら感動します。

たとえば写真のは、竹のように見えますよね!
竹のように見えるけれどこれは作られた作品で、
よく見ると節の部分に細かい文字がびっしりと書かれています。

最大作品

20100220125111.jpg最大作品です

エレベーター塔

20100220125129.jpgミニマルアート

小沢剛さんのお地蔵さま

20100220124802.jpg地蔵院プロジェクト
お地蔵さんをさがせ

無くなった町の名前

20100220124019.jpg右側がいまはもうない昔の地名
左はいま使われている地名
港南区のものです

あなたはどこから来たのか

20100220123649.jpg階段のけこみ部分に八か国語で刻んである

でた奈良美智

20100220122630.jpg奈良さんの作品は大きく4作品

こんなにいまやスター選手にパブリックアート作品をお願いできたのは15年前だから

人は一日に何度も新しい物語を見

20100220121924.jpg人は一日に何度も新しい物語を見つけなくてはならない

毎日が無為のままに過ぎてゆく
過ぎてゆくことの無力感に対して 私はわがままだ

人は人以上の人を欲しがります

屋上はPHスタジオ!

20100220121532.jpg屋上には複数の作品。
PHスタジオの作品です。
いまBankARTを組織しているみなさんです。

こんなところにパブリックアート作品を置いているとは、知りませんでした。
物語性のある作品が多いです。

写真の作品は、この地域から椅子を集めてきて、型どり、彫刻にした作品。
かたいです。座れます。

いろんな椅子があります。きっといろんな人が利用したんだろう。
椅子は、その上に座ってた誰かの記憶が残っているようです。

そのほかにも、屋台的作品や神社的作品(ほんとに地元の石がおいてある)、葉っぱの屋根で雨を集めて、足元を通って、容器に湧かす作品など。
残念なのは、屋外ということもあり、こわれてしまっている部分もあるということ。
ピンクの水で満ちていたはずのアクリル作品も、水が抜けて透明な作品になっています。
それから、階段や通路を設けていて、通り抜けできたり、上にあがれたりする作品のはずなのに、安全上の問題からか鎖やロープが貼られています。

屋外の作品はメンテナンスが絶対必要。もったいないです!

DOBくんは黄色い

20100220115729.jpg港南区の花ひまわりをイメージして黄色いです
青が一般的でしたが特別バージョン

目立たないところにあるからこそ無事残ってると思われる

福田美蘭さんジグソーパズル

20100220115101.jpg横浜をとりあげた絵はがきのコラージュでできたジグソーパズル

上大岡駅直結の複合ビルのゆめおおおかには18人の作家による19作品が展示されています
テーマはパッセージ
作家は全員アジア系

400席の音楽ホール

20100220114316.jpg一作品目

説明は河本さん(寿オルタナティブネットワーク)です

いきなり村上隆

20100220112844.jpg人気の少ないエレベーターをあがるといきなり村上隆さんの作品が


これはなんかありそうです
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。